以前も記事にした環境制御システム。
「天井の自動開閉機の自動化により作業の省力化を図れるよー」と
紹介しましたが、
その他のメリットをあげると
施設内環境をモニタリングし、
自分のビニールハウスはどの様な環境なのか把握。
植物が何を欲しているのか、栽培環境のどこに手を加えるかを考え下図のような機器を自動運転させます。
植物生理をしっかり理解した上で、システム運用すると
今までとは植物の様相が違う、病気を抑えられることを実感できます。
例えば、『植物に病気が出た』『葉っぱが萎れる』『どうしたら良い?』
みたいな質問をしても
助言をしてくれる相手は、あなたのハウス環境を知りません。
温・湿度管理など施設内環境を数値で示さないことには、問題点をあぶり出せません。
※注意
人の栽培環境も知らないのに、したり顔で指導してくる人を信用してはいけません。😎
感や経験も必要ですが、
データ保存・検証は、生産者がもう一歩先に進むのにとても大事なことだと思います。
暖房機や天窓開閉装置、CO2 発生装置などを稼働させるために
機械本体に加え制御盤が必要です。配線工事も大変。
環境制御システム導入で全ての制御盤は不要に。
どれも4,5万円〜する高価なものなので
ハウス建設時から導入すればコストを抑えられます。
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導入して大正解!
自動化により余計な作業は減りますし、安心して外出ができます。
環境変化に応じた機器の自動運用により、
温・湿度管理、CO2 濃度調整、灌水をしてくれるので
気象が変化する度に設定をいじくり回すことからも開放されました。
また、しっかり環境データを数字で把握することで
雑な温度管理からも卒業でき、カビ系の病気も抑えられています。