マルハナバチのお仕事🐝

こんにちは!みうら農園です!

ブログ始めました(^o^)

 

記念すべき1回目の投稿は…

『マルハナバチのお仕事』についてです!

 

トマトが出来るまでに「受粉」という工程があるのを知っていますか?

トマトの花は、下を向いている黄色い筒の中に雄しべと雌しべが入っていて、1つの花で受粉が完結します。(両花性)

自然環境下では、風や虫がもたらす振動で受粉します。

トマトの花の画像。

トマトの花(両花性)

しかし、直接風の当たりにくいビニールハウス内…。

農家さんは、送風機で風をあてたり、電池式の振動する棒を花房付近の茎にあてたり。

更に、実を確実に成らせるためには、植物成長調整剤を花房に吹き付ける作業を行う場合もあるのです。

植物成長調整剤、電池式の振動する棒の画像。

左上:植物成長調整剤、右下:電池式の振動する棒

でもこれってとても大変!

とあるデータによると成長調整剤を霧吹きで「シュッ」とする作業は年間労働時間の20%に相当するそうです。 

この時間を省けばもっと他のことが出来ますね。

 

 そこでマルハナバチの登場です!

みうら農園では、マルハナバチが上記の面倒臭い受粉作業を人の代わりにしてくれます。 

(※9〜10 月上旬の蜂にとって暑い時期は調整剤を利用)

1cmちょっとの体長で一生懸命、花を揺すって受粉作業を愚痴も言わずにやってくれます。

 野菜の配達中も資材の買い出し中も農業セミナー参加中もお昼寝中もせっせと働いてくれます( ;∀;) 

マルハナバチの受粉作業風景の画像。

マルハナバチの受粉作業風景。

もう一つメリットを挙げると、果実周辺の病気を抑えられます。

ちょっとマニアックになりますが、調整剤(ホルモン剤)使用だと、花の状況に関わらず、実を無理に肥大させていく為トマトのヘタの部分に花がらが残り、カビ発生の元になり易いのです。

調整剤(ホルモン剤)を使用して大きくなったトマトの画像。

調整剤(ホルモン剤)を使用して大きくなったトマト。ヘタの部分に花がらが残っている…。

これと比べ、風や昆虫による受粉であれば花が閉じた後に実が大きくなるので、花がらが綺麗にお尻部分位に残ります。

風や昆虫による受粉で大きくなったトマト。花がらが綺麗にお尻部分位に残っている。

風や昆虫による受粉で大きくなったトマト。花がらが綺麗にお尻部分位に残っている◎

メリットだらけですが、取り扱いを間違うと思うように働いてくれなかったり、困ったことにも繋がります。

このお話は、また次回以降に。

 

最後までご覧いただきありがとうございました^ ^
次回もお楽しみに。

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