ここ数年、栽培面で悩まされ続けているもの
それは、トマト萎凋病(いちょうびょう)
土壌に生息するカビ菌が根から侵入。
株の下の方から葉が萎れ(しおれ)、黄化
徐々に上の方まで進行。やがて枯れてしまいます。
残念ですが治すことはできません。
株元を切って見てみると維管束あたりが茶色くなっている。
病原菌が道官を塞いだ状態 これでは水を吸い上げることは出来ませんね。
隔離栽培槽を設けて野菜を育てていますので
ビニールハウス全体への
菌の蔓延は抑えられているものの・・・
1株でも症状が出てしまうと遅かれ早かれ
同じトレイに植えているトマトは駄目になってしまいます
長さ1メートルの槽に4本植えているので
4の倍数で被害が広がってしまいます
目に見えない脅威は本当に怖い😰
土壌伝染病は、農作物の産地崩壊を招くこともあるそうです。
種苗会社や農林事務所の方にも相談したところ
毎年、太陽熱で土壌消毒を行い
来シーズンからは病気に耐性を持つ接木苗を入れた方が良いとのこと。
●太陽熱消毒
夏の暑い時期に 培地に水を含ませ、栽培トレイをビニールで覆い放置。
中は50度以上になり萎凋病菌を死滅させます。
↓
●接ぎ木苗を購入
簡単に言うと
耐病性のある台木に作りたいトマト品種をくっつけたもの
お値段も2倍近くします。
(参考:施設園芸.com)
少々手間とお金が掛かりますが、
栽培本数が減り、収益が落ちることに比べれば大したものではありません。
来シーズンは、安定した収穫量を目指すぞー。\(^o^)/